他人の子供が、学校の提出物を忘れ、先生に怒られ、その罰として給食を食べさせてもらえなかった。

それを聞いた下平さんは、すぐに学校に駆け込み「それはおかしいんじゃねぇか先生?」と意見を申し出ました。

筋が通ってない事が大嫌いな下平さん。

最近、地域の希薄化が言われる中で、地域の「父親」的存在の下平さんに話を伺ってきました。

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下平 信路 さん

地域の父親

小中学校の役員経験、引きこもり児童の対応や指導。また高校野球や社会人野球のコーチ、さらにはお年寄りの買い物代行、お墓参り同行など老若男女の方と付き合って仕事をされてこられた方。人を大事にし、筋を通す所から、地域の父親的存在として親しまれている。下平さんのBlogはこちら

ー学生時代は何をやられていたのですか?

僕は野球が大好きでして、高校時代は野球一筋。12時間練習も当たり前でした。

大学は野球推薦で入ったのですが、実は1ヶ月で辞めてしまいました。

 

ーそれは、どうしてですか?

大学時代、寮に入っている友達がいて、そこで陰湿ないじめがあったんですよ。それはおかしいと先輩にたてついて喧嘩になってしまったんです。それで自分から辞めたんです。

 

ーそれは大変でしたね。それからはどうされたんですか?

5月から、着物関連の会社に就職して働き始めました。でも野球は好きだったので、選手ではなく高校野球のコーチを同時にやり始めました。合宿時は有給が使えて休めたりと、職場が野球の活動に理解がある所で本当に助かりました。

 

ー野球のコーチ業はどれくらい続けられたんですか?

高校時代の監督との繋がりもあって、今まで30年間続けてきました。高校野球から、大学野球、最後の5年間は社会人の女子野球のコーチも担当しました。野球あっての仕事でしたね(笑)

 

ー30年間も。それでは野球のコーチをしながら、ずっと会社勤めをされていたのですか?

そうです。18歳で働いた着物関連の会社には10数年、それから野球部の同級生に誘われて印刷会社に15年。それから5年間程、総合物流の会社に勤めて、あと少しデイサービスの運転手などもやって今に至ります。途中で教育委員会の役員を務めたり、登校拒否の生徒の世話をしたりしてました。

 

ー色々な業界に勤められたのですね。学校の行事や仕事にも携わっていたのですか?

はい。学校に文句も言いに行きますよ。(笑)例えば、知り合いの子供が宿題を忘れて怒られたんですよ。それは別にいいんですが、その罰が給食を食べさせないことだったんですね。給食を食べさせない事はおかしいと思って、学校に注意しに行ったりもしますよ。

 

ー自分の子ではなくともなんですね。

はい。筋が通らない事は嫌いなんですよ。こんなことを平気でしちゃうんで、知り合いの方は、自分の子供がぐずった時には、「下平さんとこに預けるよ」と言うそうです。実際に引きこもりの子供を1週間預かった事もありますよ。

 

ー他人の子を預かるんですか?

はい(笑)。でも引きこもりの子を預かったら、うちの生活をさせるだけです。朝起きて、ご飯食べて当たり前の事をする。ですので強引にでも起こして部屋から出させますよ(笑)。引き込もりの子は学校に行くきっかけを作って欲しい子もいるので。

でも、ただ行かせっぱなしはしません。一緒に同じ目線で話をして、その子を信用します。何か合った時には守ることを誓って。でも引きこもっていた子が、学校が楽しいと言ってくれた時には、とても嬉しいですよ。

 

すごい‥。真正面からぶつかっていくのですね。

そうですね。個人的にはダメなことはダメ。やることはやる。そんな事を当たり前に伝えているだけです。そんな事を引き受けている内に、色々と繋がりができて来るので、面白いですよ。

 

ー今は、サラリーマンを辞められたんですか?

はい。今はフリーで働いています。午前中は高齢者の病院や買い物の付き添い、午後は商店街の仕事、夜はコンビニ。空いている曜日はエニタイムズで仕事したり。あとはブログを書いてアフィリエイトでも収入を確保しています。

 

ー本当に色々やられているのですね。サラリーマンを辞めたり、他人の子を預かったりと中々できないかと思いますが。

そうですね。60歳までは色々な事をやって挑戦したいと思ってね。サラリーマンもずっとしていたので、その大変さも分かります。ただ色んな方に出会った方が確実に視野は広がります。後は自分らしく生きることが大切ですね。

第2話:地域の互助関係の中で、お年寄りが元気になる(近日公開)

エニタイムズ/下平さんのページへ

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