和食の卵料理といえばまず思いつくのは「卵焼き」。

そう答える人はきっととても多いことでしょう。

では、「おいしい卵焼き」っていったいどんなものなのでしょう。

ひとえに「卵焼き」といってもその味やレシピは各家庭によってだいぶ異なるように思います。

溶いた卵に砂糖と塩を入れただけのごくシンプルなもの。

その砂糖と塩の量も各家庭で随分違うことでしょう。

砂糖のかわりにハチミツを入れたり、水あめを入れたり…。

そうかと思うと甘さをひかえ、塩味のお宅もあるとか。

子供の頃から親しんでいる卵焼きは、きっとその家の味がその人にとっての「おいしい卵焼き」なのかもしれません。

母の作る卵焼きのレシピは砂糖と塩だけの、しかもかなり甘めのもの。

子供の頃その卵焼きが大好きだった私が、大人になって「これもおいしい!」
と思えた卵焼きのレシピをご紹介します。

【レシピ1】下準備①:食べたときに口の中にひろがる「ダシ」をとろう!

卵焼き

和食の命はやっぱりダシ。いくらレシピが良くても、ダシがだめだとおいしさも半減してしまいます。

インスタントのおいしいダシも沢山でておりますが、風味が良いのはやっぱり自分で昆布とカツオ節でとったダシ。

ダシをとるのはめんどくさい、上手にできない…といって尻込みしている人も多いとは思いますが、ここは食べてくれる人のことを思って、おいしいダシをとりましょう。

用意するものは
・ダシ昆布 10×10位(できれば厚みのある良いものを)
・花がつお 片手で大きくひとつかみ(花がつおは、主に出し取り用につくられた幅の広いカツオ節のことです)

比較的簡単においしいダシをとれる方法をお教えします。

①ダシ昆布を3カップほどの水につけて冷蔵庫に一晩いれておきます。これによって次第に昆布が広がり、ゆっくりと昆布のうまみが水の中に溶け出してきます。一晩おくだけで、ただの水ではなくなります。ぜひ一晩たったこの水を飲んでみて下さい。昆布のうまみが口の中に広がりますよ。

②①を鍋にすべて入れ、中火弱くらいの火でゆっくり温めます。時間がかかりますが、これによって昆布のうまみをあますところなく引き出せます。
 ※アクが出たらこまめに取り除いて下さい。丁寧にすることで、透明感のあるきれいなダシがとれます。

③沸騰する直前で昆布を取り出します。ここで沸騰させると、昆布の雑味がいっきに出てきてしまい、お吸い物のような繊細な味を大事にする料理の場合、ちょっと残念なことになってしまいます。

④火を弱めたところに、袋から花がつおを手でワシッ! とつかんで投入。ここでグツグツ煮込むとダシがにごってしまうので要注意です。

⑤5分ほど弱火で花がつおを鍋の中で踊らせ、火を消します。
 ※もちろんここでもアク取りを忘れずに。

⑥花がつおが鍋底に沈んだら、静かにキッチンペーパーとザルを使ってこします。

どうです? 家中にダシの香りがいっぱいひろがったのではありませんか?この香りをかぐのも、ダシ取りの楽しみの1つですよね。

【レシピ2】

下準備②:ふんわり甘さのひろがる卵焼き用にダシを調味。

砂糖

今回お教えするのはふんわりとダシの香りと甘さがひろがるだし巻き卵とも言われる卵焼き。

そのために、【レシピ1】で苦労してとったダシに味を付けます。

・【レシピ1】でとったダシ 大さじ4
・砂糖  大さじ2
・塩   ひとつまみ
・醤油  小さじ3/4

以上のものを全てあわせてよく混ぜます。塩も砂糖もお好みで調整して下さい。

これでダシの調味も終了です。

 ※【レシピ1】で取れるダシは多めです。忙しい朝のお弁当作り用に、ダシを調味した状態で冷凍しておくのはとても便利です。

もちろん、とれたての味にはかないませんが、それでもお弁当としてはおいしい卵焼きができますよ。

【レシピ3】卵焼きを焼こう!

キッチン

いよいよ卵焼きを焼きます。

材料はもちろん

・【レシピ2】で調味したダシ
・Lサイズの卵 3こ
・片栗粉    大さじ1/2
・清酒     大さじ3/4

片栗粉と清酒は卵焼きをふっくらさせるためのものです。

レシピの手順は以下のとおりです。

①ボールに卵3こをわり、箸で卵白を切るように混ぜます。
  ※あまり混ぜすぎると卵のコシがなくなってふっくらしにくくなりますからほどほどに。

②調味したダシを入れ、卵と混ぜたあと、清酒で溶いた片栗粉を入れ、混ぜます。

③卵焼き器をよくあたため、油を引きます。

④卵焼き器の全面に薄く卵液が行き渡るくらいの量をお玉で流し込みます。
 表面が半熟くらいになったら奥から手前に向かって卵を巻いていきます。
  ※片栗粉はすぐボールの底に沈んでしまうので、お玉ですくうときは、底から大きく混ぜてからすくって下さい。

⑤巻き終わったものを再び鍋の奥に押しやり、新たに卵液を流し込みます。この時、巻いた卵の下にも卵液が入り込むように持ち上げて流し込んで下さい。

⑥以上を卵液がなくなるまで繰り返します。

まとめ

いかがでしょうか。

このレシピを参考にしておいしい卵焼きはできましたか?

卵焼きはお弁当の定番ですが、ほんわりあたたかな卵焼きはもっともっとおいしく感じられますよ。

卵焼きのレシピを参考にして卵焼きを作っていただけると幸いです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう